イギリス、違法移民が目指したくない国に変えるための新政策。日本は?
配信日: 2025/11/17
URL: https://www.youtube.com/watch?v=KV7--HORjtQ
Youtube: BBC News Japan概要
マムード内相はBBC番組「サンデー・ウィズ・ローラ・クンスバーグ」で、難民としてイギリスに入国した人は、定住を申請できるようになるまで最大20年待つ必要があるという措置を含めた、新政策を発表すると発言。住宅・食料・生活費補助などの難民支援策についても、一部を見直すと語った。
イギリスでは現在、難民資格を認められてから5年後に、無期限滞在許可または定住資格を申請できる。マムード内相はこの5年を20年に延長したい考え。新しい措置では、難民資格は2年半ごとに検討の上、更新されることになる。
この政策変更は、イギリスを違法移民が目指したくない目的地に変え、小型ボートによる渡航や亡命申請を減らすことを目的とするもの。
日本の事情
Grokまとめ
日本では難民認定を受けたらすぐに定住者になれるか?
はい、原則として難民認定を受けると、ほぼ同時に在留資格「定住者」が付与されます。
「すぐに」というのは、認定の通知と同時に(または極めて短期間で)在留資格変更の手続きが行われ、定住者として在留できるようになるという意味です。
詳細な流れ(出入国在留管理庁の運用)
- 難民認定(または補完的保護対象者認定)を受けると、法務大臣から難民認定証明書(または補完的保護対象者認定証明書)が交付されます。
- その時点で、原則として在留資格「定住者」が付与されます(入管法に基づく運用)。
- 多くの場合、申請中は「特定活動」や仮滞在許可などの暫定資格だった人が、認定と同時に「定住者」に変更されます。
- 初回の在留期間は、近年は5年(以前は1年や3年のケースも多かったが、現在は5年が標準的)で与えられることがほとんどです。就労制限はなく、自由に働けます。
注意点
- 「原則として」とある通り、極めて稀に個別の事情(犯罪歴など)で定住者ではなく他の資格(例: 人道配慮による特定活動)になるケースはあり得ますが、通常は定住者です。
- 認定証明書交付後、すぐに在留カードが「定住者」表記に切り替わります(更新手続きは必要ですが、認定と連動して迅速に処理されます)。
- 補完的保護対象者(2024年施行の新制度で認定された紛争避難民など)も、同じく原則定住者になります。
つまり、難民認定が下りた時点で「実質的に定住者として日本に暮らせる」状態になります。
認定までが長くかかる(平均数年)のが難関ですが、認定さえ受ければ在留資格面では安定します。
最新の詳細は出入国在留管理庁の公式サイト(難民認定制度ページ)や最寄りの地方出入国在留管理局で確認してください。
認定後は難民支援協会(JAR)などの支援団体が生活・就労支援も行っています。
参考出典
- 出入国在留管理庁『難民認定制度』(https://www.moj.go.jp/isa/refugee/procedures/nanmin_00001.html)
- 「令和5年改正入管法について」(https://www.moj.go.jp/isa/01_00457.html)