政府が日本版DOGE(政府効率化省)を設置
政府、日本版DOGEを発足 27年度の税・予算に成果反映 - 日本経済新聞
配信日: 2025年11月25日 12:00
URL: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA251J20V21C25A1000000/
サイト: 日本経済新聞
更新日: 2025年11月25日 15:03
概要
政府は25日、高額な補助金や租税特別措置(租特)と呼ばれる政策減税、基金を点検する担当室を内閣官房に設けたと発表した。日本版の「政府効率化省(DOGE)」と位置づけ、片山さつき財務相が担当閣僚に就く。2027年度の予算編成や税制改正に向け、26年から本格的に稼働する。内閣官房の行政改革推進本部事務局を改組し「租税特別措置・補助金見直し担当室」を設置した。関係省庁からの併任で30人程度となる。財
Grokまとめ
日本版DOGEとは
日本版DOGE(Department of Government Efficiencyの略で、政府効率化省の意)は、2025年11月25日に正式に発足した政府の新組織です。正式名称は「租税特別措置・補助金見直し担当室」で、内閣官房に設置され、約30人の規模で運営されます。これは、米国トランプ政権でイーロン・マスク氏が率いたDOGE(政府効率化省)をモデルとしたもので、無駄な歳出を削減し、効率的な財政運営を目指すものです。高市早苗首相の「責任ある積極財政」政策の一環として位置づけられ、自民党と日本維新の会の連立合意書に盛り込まれました。
背景と目的
- 起源: 米国DOGEは、連邦政府の支出削減と規制緩和を目的に2025年に創設されましたが、日本版はこれを参考に、国内の財政赤字(GDP比200%超)と無駄遣い是正に焦点を当てています。連立合意では「租税特別措置(租特)や高額補助金の総点検を行い、政策効果の低いものは廃止する」と明記され、経済成長のための投資(例: 防衛・物価対策)に財源を振り向ける狙いです。
- 発足の経緯: 11月12日に官房長官が「政府効率化局(仮称)」の速やかな立ち上げを表明し、18日には片山財務相と遠藤敬首相補佐官が来週発足を確認。25日に正式設置され、27年度(2027年)の税制改正・予算編成に成果を反映予定です。
主な活動内容
以下の項目を対象に、無駄を洗い出し、廃止・見直しを推進します。初会合は12月初旬に予定されています。
| 対象項目 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 租税特別措置(租特) | 企業向け減税などの税制優遇を点検。効果の低いものを廃止。 | 特定業界の優遇税制(推定年間数兆円規模)。 |
| 補助金 | 高額補助金の効果を検証。政策効果が低いものを削減。 | NPOや基金への公金支出(いわゆる「公金チューチュー」)。 |
| 基金 | 政府基金の運用をチェック。無駄な積立を解消。 | 日本版DOGE基金自体も点検対象に含む。 |
| その他 | 規制緩和や歳出全体の効率化。公開討論やSNS意見募集を実施。 | 相手大臣との公開討論で透明性を確保。 |
片山さつき財務相は会見で、「どういう税制優遇がいらないか、SNSで国民の意見を広く募集する」と強調。目標額の設定はせず、柔軟な運用を予定しています。
関係者と役割
- 片山さつき財務相: 担当閣僚。マスク氏のような「魔術師」役を期待される声も。
- 遠藤敬首相補佐官(日本維新の会): 創設に携わり、テレビインタビューで「政権のキーパーソン」と評される。維新の大阪モデル(無駄削減)を国政に拡大。
- 木原稔官房長官: 「速やかに成果を」と指示。
- その他: 小林鷹之自民党政調会長がサポート確認。民間目線の閣僚(高市首相ら)がX(旧Twitter)で情報発信・意見収集を推進。
社会的反応と議論
- 肯定的意見: X上で「公金チューチュー一掃」「左翼・NPOの補助金カットに期待」「インフラ投資に回せ」との声多数。保守派から熱狂的な支持。さとうさおり氏(減税党代表)の独自「日本版DOGE補助金ランキング」(2025年4月公表)が参考にされ、チーム連携の可能性も。
- 批判的意見: 「事業仕分けの失敗再来」「時代遅れ」「湿布薬保険適用すら守れない政権に本気の改革は無理」との指摘。米国DOGEの混乱(職員解雇など)を懸念する声も。
- 経済影響: 円高要因として期待(税収増・生産性向上)。
今後の展望と課題
27年度予算への反映を目指し、来週の初会合から本格稼働。実効性は「目標未設定」「忖度なしの実行力」に懸かる点が課題です。
この組織が財政再建と成長投資の両立を実現できれば、高市政権の目玉政策として定着する可能性が高いです。詳細は政府発表や片山財務相のXアカウントをチェックしてください。
