実弾発射可能おもちゃ銃、1万5800丁の回収が進んでいない件
実弾発射可能なおもちゃ銃、出回った1万5800丁の回収進まず
配信日: 2025年09月24日 09:53
URL: https://www.yomiuri.co.jp/national/20250924-OYT1T50037/
サイト: 読売新聞オンライン
更新日: 2025年09月25日 13:39
概要
【読売新聞】 中国から輸入され、クレーンゲームの景品などとして流通したプラスチック製の玩具銃の回収を警察が急いでいる。警察庁は「実弾を発射する能力がある」と判断しており、所持していると銃刀法に抵触する可能性がある。対象は過去最大規模
Grokまとめ
概要
鹿児島県警は、見た目がおもちゃだが実弾を発射可能な玩具拳銃(主に「リアルギミックミニリボルバー」)の回収を進めている。2025年10月から11月末までの2ヶ月間で26丁を回収したが、県内にはまだ100丁以上が残っている可能性があり、回収期限は12月末まで。回収の多くは子どもがいる家庭からで、期限後の所持は銃刀法違反の恐れがある。
背景
この玩具銃は中国製のプラスチック製回転式拳銃で、全長約12.5cm。「オープン」刻印が入ったものが特徴。本物拳銃と同等の構造を持ち、弾倉と銃身が貫通しているため、殺傷能力を発揮可能と警視庁の科学捜査研究所が鑑定。全国で約1万5000〜1万6000丁が輸入・流通し、九州・山口・沖縄地域だけで約2600丁以上が懸念されている。輸入数は過去最大規模で、回収率は全国的に2割程度にとどまっている。
経緯
- 発覚: 2025年上旬頃、警視庁の事件捜査をきっかけに発覚。海外製玩具銃の流入が問題化し、警察庁が真正拳銃と同等の機能を持つと判断。
- 流通経路: 主にゲームセンターのクレーンゲーム景品やインターネット通販(大手サイトで5000円前後)で子ども向けとして販売。身元証明不要で入手しやすく、危険性を認識しにくい。
- 回収開始: 2025年10月から全国の警察が自主回収を呼びかけ。鹿児島県内では150丁程度が流通したと推定され、10月3日頃に県警が公表。
- 進捗と課題: 10〜11月で26丁回収(家庭からの持ち込みが大半)。全国的に回収が進まず、所持者の特定が難しい。警察は最寄り署への持ち込みを推奨し、12月31日以降の所持・販売を違法化。
県警は引き続き周知を強化しており、所持者は早めの回収を勧めている。
